勝手にGiver
これよく思うことがある。「誰かに利用されてる」ってのとはちょっと違ってて、どちらかというと「おせっかい」に近くて、自分が勝手にGiverをやってるだけなんだと思う。ただ「おせっかい」とは違うところは、客観的に見て「お前、実質的に利益得てるよね?」ってところ。
こんなことを今まで何度も実感してるのに、その瞬間になるとGiver的言動をとってしまうところは自分の弱いところなのかな。
こういうことがあると思い出す出来事がある。社会人になってすぐくらいの時期だったと思うんだけど、知人がウチの家の近くで3日連続かなんかの研修を受けるみたいな話があった。「今度お前の家の近くで研修がある」「家からすげー遠い」みたいな会話をしてたので「だったらウチで泊まる?」みたいな話の流れになった。確かにその友人宅からは2時間以上かかるところ、ウチからだったら徒歩15分くらいな感じなので、その知人も「それはありがたい」みたいな感じで泊まることになった。
研修の日、会社終わりに待ち合わせて、まずは飯でも食うか?ってことで焼肉に行ったんだけど、久しぶりに会って会話もはずんだし、ちょうど何かで臨時収入みたいなのがあったこともあって、お会計のときに結構な割合で払った記憶がある。12,000円の会計のうち1万円出して、残りよろしくみたいな感じ。で、その研修期間は特に何もなく終わった。
しばらく経って(多分数ヶ月くらい)、またその知人と会う機会があったんだけど、その時のことが今でも忘れられない。日曜の夜に仲間内でメールで連絡取り合っていて急遽4人くらいで「焼肉でもいくか」って話になって、よく行ってた3,000円くらいで満足できるお店に行くことが決まった。ただその時、財布に5,000円くらいしか入ってなくて、なおかつ日曜の夜ってこともあってATMの利用時間外に当たってしまって、向かってる最中のどこでも下ろせなくて若干不安を抱えてたけど、あの店なら足りるかっていう感じもあった。
で、お店に現地集合したら臨時休業かなんかでお目当てのお店がやってなくて、ただ皆、焼肉の口になってるので、近くの別の焼肉屋に行くことになった。結局お金を下ろせないまま来たので、お店入って席に座ったときに「今日下ろせなくて5,000円しかないのよ。もし超えることがあったら誰か貸してほしい」って話をしたときに、皆は「了解」みたいな感じだったんだけど、その前述の知人からは「計算して食べて」って言われたことは今でも鮮明に覚えてる。
別に「奢れ」って言ってるわけじゃないし、先の研修で来てた時のことがあったので直感的に「なんだこいつ」って思った記憶がある。もし自分が逆の立場だったらって考えたらこういう反応は絶対にしないしね。冗談半分だったのかもしれないけど、その知人の性格的に守銭奴っぽいところがあったからそういう発言が出てくるのも理解はできる。
その後も何度か接点があったけど、恩に感じてもらえないだろうなって思うことがあって、こちらから特に何かをやってあげるみたいなことは避けてたと思う。根に持っているってのとはちょっと違って、単に「その人をそう評価した」っていうだけだから、今、会っても普通に接することはできるんだろうけどね。
もうかれこれ20年くらい昔の話だけど、自分の中で「ムカついた出来事」として定期的に呼び起こされてしまう記憶になっている。
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